君も賢人に・・・。健康器具 - 健康器具大好きでレビュー

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私と夫がまだ日本で暮らしていた時、私たちは週１でカイロプラクティックに通っていた。
夫は昔ラグビーをやっており、その時に痛めた左肩と右足大腿部が今も痛み、両腕は肩から上は上がらない。
しかし治療を受けるとそれが改善されるが、しかし時間が経過すると再び元に戻ってしまう。
私は慢性の腰痛と肩こりで通っていたが、今は「中山式健康器具」とサロンパス、週１のヨガで何とか騙しだまし来ている。

数日前から気温がぐんと下がり、夫の肩が痛み始めた。
マッサージをしようにもガチガチで石のように固く、腕が前より上がらない日が続いていた。
そんな中、先週の金曜に娘のバレエ教室で顔見知りのママさんが、聞いてもいないが「この前、針行ってん」と言う話から始まり、指圧と針で上がらなかった腕が頭まで上がるようになり、着替えが１人で出来るようになった事を４５分間話してくれた。

そのママさんが終始「でね、そのブルースリーが・・」とどうやら先生の事を指しているらしかったが、あえて聞かなかった。
恐らく中国人の先生やから、その名を聞き取れずにママさんが「ブルースリー」と呼んでいるのであろうと勝手に推測して話を聞いていたからである。

それを思い出し、夫に「市場にあるらしいけど、行ってみたら？」と提案してみた。
鍼灸の経験がない夫は「針を刺すて・・」とちょっと戸惑ってはいたが、しかし指圧が肩を楽にしてくれた経験は日本で知っている。
藁をもすがる思いで夫は行ってみる事にした。

バレエ教室のママさんから聞いていた値段は１回２万であったが、夫が「いくらですか？」と聞いたら「３０００円で良いよ」と言った。
あれ・・何その差・・夫がジャージ着てたからか・・？

夫はベッドに横にならされ、先生は肩と首に針をガンガン打ち始めた。
その際、「あなたは右足大腿部の付け根から内側にかけて痛みを持っていませんか？もう随分と長い間、その痛みに苦しんでおられるのでは？」と聞かれたそう。
夫は「肩を触っただけでわかりますか？」と驚いて聞くと、先生は「ならばブルースリー方式で治療しましょう。大丈夫、お金は取りませんよ。あまりにも大腿部の痛みが気になるから、僕が勝手にやるだけですから」と言い、夫のお尻を「アータタタタタター！！！」と言いながらチョップし、「ター！ター！」と言いながら拳で殴り、首を「イヤー！イヤー！」と言いながら指で突きまくった。

あまりの痛さに気絶しそうになるのを必死にこらえ、先生の言うがまま、なすがままに身体の角度を変えながら耐える事１時間半。
腕は上まで上がり、足もしゃがめるようになった。

最後に「体内に薬を入れましょう」と言われ、お灸をしてもらった。
夫は帰宅して少し仮眠を取ったが、「何か身体が宙に浮いているほどに軽い」と言った。
まさかの凄腕医師があそこにいたとは・・
大発見の秋である。